レッスンに向き合う

私は時間を大切にする方だと思います。
生徒達にも時間の大切さを理解させたい。人の時間も大切に使いたい。
教室に通う生徒が、いかにピアノの演奏が出来るようになるかは私の持って行き方次第だと思います。
教室は行って帰るだけの場所ではならない。始めは「何曜日何時からピアノだから行く」から始まっても、行きたい気持ちにしたい。

少なくとも、「行かないとダメだから…」の気持ちは取り除きたい。

そのためには、弾けるようになればいいのです。
生徒自身がレベルアップを感じられるように育てればいい。
生徒と向き合い、何をこの生徒にプラスすれば出来るようになるかを見ればいい。
先生はどの方法を使えば、この生徒が出来るようになるかを考える。
先生は「宿題を出す→してこない→出来なくて当たり前」の図式を作ってはいけない。必ずしも、ピアノが弾けるようになりたくて通ってくる生徒ばかりとは限らない。習い事として、親に「行きなさい」と言われて来始めたかもしれない。だからこそ、興味を持たせ、弾けることのワクワク感を持てるよう、その生徒の持っている力を引き出す手助けをするのが先生だと思います。

◎ 出来る=自信につながる→次の事にも挑戦しようとすることを目指します。

人間、オールマイティーに出来る人はいるのかもしれないけれど、私は出会っていない。
何かを得意と思えるようになると、必然的に意欲がわく→結果、まつわる色々な知識が必要になる。
フレーズを弾く → 何を表現したいのか
拍子 → 数に対する興味 → 体感が必要なので運動神経
演奏 → ピアノと一体して音を出すのだから脱力、体の柔軟性
   → 作曲家を知る → いつの時代の人(バロック~近現代)、時代によって楽器が変わる
どこの国の人、占領や戦争で民の位置づけも変わる、国民性を考える。
形式←練習方法にも影響します。(同じ音の並び=同じ弾き方)ではないこと。
年齢に応じてですが、少しずつ説明します。
生徒は、出来ないのではなくて知らないことが多くあります。
1回で理解できる生徒、その時わかったつもりでもすぐ忘れる生徒、「無理」と受け入れようとしない生徒。
先生は生徒を信じるけれど、確認を怠ってはいけない。

初見が得意になれば譜読みが早くなります。音読みは色々な方法でしつこいくらいに行います。
知識に関しても同じです。本人にとって「当たり前に知っていること」になるまで行います。

全般的に小さい人は、まだ指先を動かすことに慣れていません。ガバッとわしづかみすることがほとんどだと思います。
まず、指先を使う、指先に意識を向けることから始めます。その時、指先を使うグッズを使い、教室のオリジナル教材も導入教材は指先を使うことを重視しています。タイル。それを補助する指1本にはめる指人形、マジックテープを付けた紐のグッズを用意して、順に貸し出します。子供によって興味を示すものが異なります。指を動かす準備で渡すものも皆一緒ではなく、生徒にあった物を渡します。なければその場で作ります。

レッスンの本は、生徒によって渡す数も、宿題で出す範囲も異なります。
練習できる範囲を生徒に決めさせることもあります。片手?右左?練習できれば両手?
説明と注意する点を言って宿題を出せる生徒もいますが、そうでない生徒には宿題を出すときに、音読み、リズム叩き、どちらかをする。若しくは一緒に弾いてみる。本人が練習してこようと思う状態にして宿題にします。
練習は習慣です。各家庭ごとに弾く時間を決めていただく。そうすれば、練習していなければ「音が聞こえないけど~今弾いてる曲聴かせて」の声掛けが出来ます。「弾きなさい!」とか「何故、練習しないの」は親子関係をぎくしゃくさせるピアノになりますし、時間を決めていなければ「忘れてた~」で済まされてしまいます。因みに、私の教室では、おけいこノートに10分ごとに練習したら色を塗る枠を各ページの下につけています。これを確認に使う生徒もいます。

私の教室では毎月手紙を出しています。手紙の内容は3ヶ月単位のレッスン日のお知らせ。

毎月、色々なチェックをしますのでその結果報告。合格すれば名前を載せます。チェック内容によっては年齢別に分けることもあります。どの生徒にも合格の名前が載る機会を与えます。(毎月A4の紙に納まらないくらい合格者が出ています)

生活習慣、もしかしたら考え方にも影響を与える立場だから、その生徒にとっての先生だから、沢山その生徒を理解したい。町のピアノ教室だから。


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