生徒の一言

生徒と接する時間は私に心の発想の豊かさをプレゼントしてくれます。



小学3年男子
自分のレッスンの前が年少さんで「いいなぁ〜僕、大きくなるんやなかった」
「なんで〜?」
「勉強せんでいいし〜、ずーっと遊んでても怒られへんやろうし」
「でも、◯◯君は友達と遊ぶの好きやのに、小さい子は家の中で
お母さんにあそんでもらうだけとちゃう?1人で遊びに出られへんよ〜」
「そうか!ほんなら今のままでええわ〜」



3年生以下は毎週歌も歌います。
「そうだったらいいのにな」の4番の歌詞で
魔法使いと兄弟で困った時は☆☆☆☆
好きな言葉を入れるところがあります。
私はずーっと呪文を入れると思い込んでいました。
でも
困った時は「助けてよ~」
私には新鮮でした。



お母様と娘さんがレッスンに通っている生徒
私-お母さんよく練習しはるよ~
娘-あの人暇やから



昔お父さんが生徒だった娘さん
娘-先生いくつ?
私-64歳
娘-良かった~後60年位は大丈夫だから私の子供も教えてね~
私-がんばるね~~



レッスン中にセールスの電話がかかってきた時
私-すみません、今仕事中なので
その時レッスン中の生徒全て-先生ってなんの仕事してるん?
私-(やっぱり仕事には見えないのか)こう言った方が電話切りやすいから~



小4の少女
「お母さんもお父さんも自分良いとこを上げて、誰に似たんっていうんよ」
「そら、頑張ったら出来ると思うから、励ましてはるんやん」
「私がお母さんとお父さんのあかんとこだけ受け継いだんが何でわからんのやろう」
「あなたは自分の輝きに気付いてないだけよ



中1の男子
「昨日、寝相の悪い弟に顔蹴られて痛いんやん。ベッドにしてほしいわ」
「布団の方が部屋を使えるし、のびのびしてていいやん」
「布団では隠れてゲームが出来ん」



中2の男子
「明日職業研修で税務署行くねん。何するんやろ」
中3の女子
「私、たこ焼き屋さんでタコ切ったよ。2日目はたこ焼きや焼きそば沢山もらったよ」
中2の男子
「パソコンくれへんかな~」



声楽の生徒
「じゃ、次の時は浜千鳥をナで歌って来て」
「私、ハマチ大好きなんです。ハマチの歌ってあったんだ~」
「う?鳥だよ」



小学6年女子 犬のチョビのことで
「チョビっていくつ?」
「11年半だよ」
「もう、おじいちゃんや~、チョビがいなくなるなんて考えられへん」
「そうやね~」
「せんせ、次はなに飼うん?」



良く出来る素直な中学3年女子
「中学どこ受けるの?」
「○△□です。」
「そこって音専(音楽専門コース)あるよね」
「え~!?温泉あるんですか?」



高校2年の男子
「先生、60才?」
「そうよ」
「人生の折り返し点やな」
「・・・・・」



毎回練習してこない小1の女の子
全部宿題合格したらシール1枚のお約束
それでもしてこない
シールをもらうときはとことん合格するまで何度も弾く
「あー今日は頑張った」
確かに、今日は!頑張った



あれやこれや試行錯誤して何とか覚えてもらおうとする私
対象になる小3の男の子
「せんせ、無理やって、僕1週間前のことって覚えてへんから」
う~~グ



犬のチョビがトイレシートにおしっこをして私の顔を見たのでご褒美にドッグフードを2粒
見ていた中1の男子
「え~なぁ、チョビはそんなことでご褒美もらえて」



小5の男の子
「今日、内緒でお母さんの携帯持ってきた」
「今頃探してはるわ、ごめんって連絡し~」
「誰からもメールも、電話もあらへん、かわいそうな人や」
え~~!



2011年夏グループレッスンでオーケストラについて楽器やDVDで演奏を聴くをしました。
DVDは取り替えるときテレビ番組の放送が映ってしまいます。
あるグループの時サスペンスが映りました。地面から手がニョキ!
「先生、急いで変えなくていい」
「ゆっくりでいいよ」
「この手、男かな。女かな?」
しまったー!しばらくは音楽より気持ちがサスペンス。



2011年夏グループレッスンでうちわをつくろう!で各自2枚の面に絵を描いたり
ハンコを押したり、ビーズをつけたり、紙を切り抜いたり、凄い!
お迎えがいらしても「まだー」
集中力、想像力大切に育てたいと改めて感じます。



フレーズ表現の話の時
「バ・ナ・ナ・って言ったらおいしそうじゃないでしょ?どう言ったらおいしそうに聞こえる?」
生徒「私、バナナ好きじゃない」
「えー!バナナ焼いてキャラメルソースかけてシナモンかけたらすごーくおいしいのに」
生徒「えっ?なんでその食べ方先生知ってんの?私の発明した唯一おいしい食べ方やのに」
世間一般知ってるし、そんな話したいんちゃうのに。



音楽会が済んで生徒たちに、
「次の音楽会、こんなことしたいでもいいし、この1年はこんなこと出来るようになりたいでもいいから書いて」って
カードとそれを入れる小さな封筒を渡します。
中3女子
「今回は音楽会の後、外食できなかったから、次回は是非外食を!」
あーーーーーそれ書くか



生徒たちはレッスンが終わるとチョコかガムかアメがもらえます。
ガムは唯一当りがあります。当りが出るともう1つもらえます。
よーく呼び出しレッスンを受けてる男の子
「僕、絶対1番ガムとってると思う。なんで、アタラへんのやろ??」
先週、やっと当りが出ました!おめでとう!



うたうソルフェージュの始めの方に「わたしのおみみはうさぎのおみみ~」があります
年中さんの女の子にレッスンで一緒に歌って
「なんてきこえるかな?」 私はド・ド・ドと弾きました
生徒「ぴょんぴょんぴょん」
すばらしい!!



音楽会がすんで、4月末のレッスンで5月から始まるレッスン用にミニテストみたいのをしました。(なーーんにも聴かないで、解る範囲で書いて)が条件
「先生、英語と日本語でって書いてるけど、英語書かれへん」
「カタカナでいいよ」
「日本語は?」
「漢字でなくてカタカナでいいよ」

「シャープ、しゃあぷ」

・・・・・・・・・・「シャープ、嬰」なんだよ



音楽会がすんで、
「今回の音楽会のことでもいいし、来年の音楽会のことでもいいから
何か思ったこと書いてくれる」
で、生徒みんなに便箋と封筒を選んでもらいお手紙を書いてもらいました
今回音楽会の記念品は卓上掃除機、去年はマグカップとクッキー
「来年はコップがいい」
曲のことだったんだけど、そうきたかあ。



音楽会練習中
曲を2曲トライなんですが
「僕は来年、1曲集中で頑張ることにする!」
とりあえず、今頑張ってくれるかな・・・・・・・・



レッスンの時
「もう1度弾いてごらん」と言うと
「えーー!」っと言う声が返ってくることがあるので、私は
「もう1回チャンスあげる!」と言うようにしています。
そうすると集中して合格したいの気持ちで注意も守り、文句も言わずに弾きます。
ところが、とうとうウワテが出現!  弾き終わるや
「本日は、アンコールをお断りしています」
「ウッ」



私のところには音楽辞典や辞書がいくつもあります。
その中でも「ニューグローブ世界音楽大辞典」は全21巻で生徒にとっても「凄い!」と感じさせるようです。
小5の男子「先生、この辞典に先生も載ってるの?」
私「ううん、載ってないよここに載ってるのは、バッハやベトーヴェンやショパンとか
音楽に大切なことをいっぱいした人たちが載ってるんだよ」
小5男子「ふ~ん、死んだら載るんや、ほんなら先生も死んだら載るんやな」
私「ありがとう(う~~!ありえない。ごめんね)」



年中の女の子、賢くレッスン時の理解も素晴らしい、でも練習しないので思い通りに指が鍵盤に行かない。
私「練習毎日10分でいいから、しようよ!上手になるよ。」
生徒「しようと思うんだけど、気がついたら寝る時間なの」
私「じゃあ、お母さんが夕食の用意してる時に弾こう!」
生徒「そうだね!」
次の週
生徒「練習出来なかったの・・」
私「どうしてえ??」
生徒「今週ママしんどくて、晩御飯はずっと配達してもらってたから」



小4男子「先生、テレビにそっくりな人でてたで」
誰だろう、ワクワク
「細木数子」
ウーーーー
周りにいた他の生徒のお母さん方「いえ、全然似てませんよ」



小4の男子「先生、僕50過ぎたらばあさんや言うたけど、先生ばあさんには見えへんからな」
気にしてくれてるんや。



基本中学生以上は色んな曲トライで曲の作曲家も調べようをしています。
5年・6年も何人かが行っているのですが
「先生、クーラウって井戸に落ちて片目になってんて。これでわかる。」
と言って見せてくれたのはクーラウ肖像画の模写
「上手やな・・・」



リトミックの生徒がドレミ~が言えてもドシラ~がなかなか言えないので教室で使用しているドレミの色で
色紙を繋げて色で始まり→色紙にカタカナでドレミを書いたもの→色紙→色紙に平仮名でどれみを書いたもの
→色紙 と繋げて扉横の壁吊るしました。
「私れ」
「私ど」
「あなたは紺色のシや」
ピアノの生徒たちの身長器に変化していました。



教室には生徒たちが水筒を持ってこなくていいようにアクアクラの水のスタンドが置いてあります。
タンクを取り換えるのが結構重いので、たまたまレッスンに来ていた中学生男子生徒に取り換えを頼みました。
それからです。取り替えてくれた生徒ももちろんのこと、他の中学生男子達も水がなくなりかけると
飲み干して取り換えようとしてくれるのです。
でも、無くなったようでレバーを押すと水は出てきます。
「先生、アカン、これ以上飲めん!10杯が限度や!」
「皆で何してるん??気持ちだけでありがとう。おなかこわさんといてや。また、頼むから」



大人の生徒「帰ってから練習してたら、あー、もう一回先生に弾いてほしいわ、と思う」
私      「私もクローンが欲しいと思ったことがあるわ」
大人の生徒「いや、クローンやったら注意されるから、ロボットで良い。弾いてもらったら電源切るから」
私      「ううううう」



私はレッスンの最中、生徒にもう一度弾かせたいとき
「もう1回チャンスをあげる」と言います。
「もう1回弾いて」と言えば「えーーーっ!」って嫌な顔をする生徒も
「やったー!」と言って弾いてくれます。
でも、上手がいました。
「先生、僕、今度からアンコールは受付へんことにした。一回で決める」
「えーーーーーーーっ!」



小学2年生に「今日は何の歌歌おうか」
歌の本をペラペラめくって「あ、まだ きよしこの夜 歌ってなかったんだ」
生徒「あ、知ってる ずんずんずんどこ でしょ」



2005年秋からピティナのステップを生徒たちが受けるようになりました。
ステップは曲を演奏する前に生徒の書いたコメントが読まれます。
「私はピアノやフォルテ、音の大きさの違いを付けて弾くようにしていますが他の人にはそれが分らないようです」
あーー。私(松井)に言ってるんだ。



ワークブックをしていた小学1年生
「先生、音符の長さを書きなさいって書いてあるけど 8分音符はどう書いたらいいの」
「そやね、まだ2分の1とか習ってないもんね。8分音符が2つで4分音符1拍やから 半分やけど・・」
「そしたら 1を細く書かな」
と言って 4分音符の下に書いたしっかりした1とは対照的な細い消えそうな1を書きました。



ピアノのおけいこノートの表紙には生徒が名前・住所・電話番号を書きます。
お隣に住む生徒さん 今までお母様が書かれていたのですが 今年から本人が書いています。
住所 せんせいのいえのとなり ピンポーン



始めて1ヶ月(4回レッスン)たった年中の男の子は 今「おととなかよし」で音のつながり
上下関係をお勉強中です。
紺色の○を指して「シ」って言えました。矢印が斜め下に向いています。考えているので
「シの下はなにかな?」・・・・・「3」



音楽会では小学3年生以下の生徒で 希望者には歌を歌ってもいます。
基本的に2曲を歌い そのうちの1曲は私が選び もう1曲は普段毎週使っている
歌の本の中から1曲 選んでもらいます。
歌を歌うことの大好きな年長さんの生徒がどうしても自分で選ぶ曲が決まりません。
「何がいいかな?」
「雪のペンキ屋さん・・・雪のこぼうず・・・」
「ごめん もうその曲は 歌うって練習してる子がいるわ。 他に無いかな?」
「じゃ、 えんか」
お母様も私も「え! 演歌?」
「うん! 幼稚園の園歌!」



生徒に調子記号の質問
「これは 何調かわかるかな?」
「二長調」  (シャープ2つ)
「すごいやん 賢こなったね。 そしたら次のは 何調やろ?」
(シャープ3つ)
「3長調」



いつもレッスンが終わっても ゆっくりと時間を過ごしていく幼稚園生
「先生、今日は実家に帰るから ピアノのレッスン終わったら すぐに帰るね」
おーい あなたの実家は今の家だよーーー



ピアノの本には挿絵が書いてあります。
挿絵の横にサインで「ヒ」と書いてありました。
「先生、これなーに」
「それは 多分書いた人が 私が書きましたよ の サインだと思うけど」
「じゃ これ ひがしりょう君がかいたんや」



幼稚園の男の子
「先生 僕 七夕で笹飾りに ピアノが上手になりますようにって書いたのに この曲やっぱ 弾かれへん」
次の週
「先生 何でかわかった。曲の名前かかへんかったからや」



指の形を注意していた時
「手はね 小さなボール軽く握って 丸くしてピアノの上においてごらん。
ほら 手の爪は見えないでしょ。○○ちゃんは 爪が  ずーっと見えてるね。見えないようにおいてみよー」
手のひらを上にピアノに置かれちゃいました。確かに 爪は見えません。



私の教室の壁には 作曲家の年表のようなもの 手作りなんですが バロック・クラッシック・
ロマン・近現代との順に 有名な作曲家の名前と 例えば バッハなら1685-1750 ドイツ
と言う風に その紙に書いたものを 寿命の長さに切って 模造紙に貼り付けて作ってあるのが あります。
男子生徒に多いのですが
「先生って凄いな バッハの電話番号 してるンやもん」
あるいは しっかり 書き留めてる子に「偉いね」って言うと
「うん、 帰ってすぐに 電話しよおもてんねん」
どうしても 電話番号に見えるらしい。



4分の4の曲 最後の小節 4分音符・4分音符・2分音符のところ 1拍で切ってしまったので
「いくつかな?」
「4歳!」



導入の時期 音符を色シールを貼る事で 勉強してもらいます。
冊子に 音の上・下の関連で 音を覚えてもらうのですが
いつも お母様が 付いて来られるのが その日は お父様
4歳の女の子が お父さんに
「ハイ、 じゃあ この音の次は何かな 言ってみて」
お父さん
「お前の勉強ヤン 僕 覚えんでも ええんやけど」




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