音楽会を終えて

2007年音楽会は無事に終了しました。 
今回出演した生徒は115人。1人残念ながら欠席。 
先生馬鹿かもしれないけれど生徒たち1人1人の成長に感激しています。 
 
2005年の9月からスタッフを導入しました。 
毎週色々なカリキュラムを考えスタッフに実行してもらう。 
私の生徒にあれもしたいこれもさせてみたいが実現でき、 
持続出来ている事に感謝です。 
親御さんは単にちょっとピアノが弾ける子にしたいと 
考えていらっしゃるだけであろうに、ピアノレッスンに来たら、 
ワー クはしなきゃ、スタッフのカリキュラムに20分程、 
日によっては聴音やソルフェージュや・・ 
教室にいる時間は必然的に長くなります。 
それを父兄も生徒も自然にすることと受け取ってくれる。 
カリキュラムも音符・リズム・ボールを使ったり・色々な カードを使ったり・ 
オリジナルの色々な脱力器を使った練習・音楽を聴いたり・・ 
スタッフも生徒も今週はいったい何をするの???の心境だと思います。 
でも皆来てくれる。 
 
私は誰かを凄くしたいのでなく皆が自然にレベルが高くなって欲しい。 
3個しか入らない箱に5個は入らない。10個入る箱には10個は入る。 
生徒1人1人2個入る箱でも5個入る箱でもどんどん大きな箱にしていきたい。 
 
そのための教室へ来たとき体得してもらう色々なこと。 
教室が生徒たちにとって吸収できる良い環境でありたい。 
生徒は週に2日自宅練習合わせて20分とか1 時間にトライって言ったら 
1週間かけてと思う子や平均15分してるかなの子達。 
基礎力が付けば、間違った練習をしなければ、 
理解が早くなれば、短い練習で済むと思います。 
 
私は自分の子供にも勉強時間を長くかける必要は無いと育てました。 
15分で覚えれば1時間しなくて良い。後の45分は遊べる。 
人間、勉強からは知識を得るけれど活用するとは行動であり応用力だと思う。 
時間をかけなくてはいけないのは慣れ。 
 
ピアノもテクニックを身に付けるには正しい知識と慣れ。 
慣れを自分のものにするためには時間をかけなくてはいけない。 
無意識に時間を過ごす練習ではなく、考えた練習。 
レッスンではビデオでレッスンを録画し自宅で見てもらったり、 
手元を別のビデオで撮って即モニターで悪い所を見てもらったり、 
自動演奏ピアノで練習の仕方をフロッピーに入れ練習して帰るようにします。 
分からないまま練習をしても意味がないから・・ 
 
音楽会前には各人、音楽会曲をフロッピーに入れてもらい聴いて帰りと言いました。 
すると、それぞれの生徒が自分の演奏に納得出来ないと、 
自主的に何度も録音して聴いている。 
「耳が出来てきた。音楽を理解してきた。」と感動を覚えます。 
 
スタッフと一緒にアナリーゼの確認、楽語の確認も皆素直に頑張りました。 
個人情報や肖像権やら言わなくてもいい美しい世の中なら 
昨日の音楽会を色々な人に聞いてもらいたい位、嬉しい結果でした。 
 
今年は気楽に色んなコンクールに参加もする生徒が多かったです。 
4月21日に音楽会だけどコンクールの大会の課題曲を 
25人は3月末やら4月始めまで弾いていました。 
でも音楽会では、その曲以外の個人曲・連弾曲を弾いて楽しんでいる。 
素晴らしい生徒達に接することが出来ていることに感謝!