私は本を読むのが大好きです。
図書館へ行く時間が無かったため 購入してでも読むというタイプです。
息子たちにも沢山の本を用意しました。
その本の多くは知り合いや親戚でもらっていいと
いってくれる人たちにお渡ししました。
でも3男が中学生になるころからは家にストックするようになりましたが
その頃は私が買い与えると言う事も無い時期になってしまっていました。
漫画日本歴史や漫画世界歴史や 漫画日本の古典・漫画歴史人物・・
雑誌でなく本ですが 何故か漫画です。
でも、生徒たちはお迎えを待っている時間に読んだり、
貸し出しで借りて行ったりして読んでいます。
簡単に読める名作集も購入して・・
生徒たちも読破を目指しているのや何度も同じのを借りるのやら色々です。
本を読むことで 自分の世界とは違う世界に
触れ、考え、感じることがあればなと思っています。
子育てや 教育の本は お母様たちが 借りていかれます。
最近素晴らしい本に出会いましたのでご紹介したく書きました。
ジェームズ・アレンのシリーズです。
・「原因と結果」の法則
・「原因と結果」の法則 2 幸福への道
・「原因と結果」の法則 3 困難を越えて
・「原因と結果」の法則 4 輝かしい人生
・幸せと成功をつかむ5つの設計図
・人生は、うまくいくようになっている
私の考え方と一致しているので読みやすいのかも知れません。
1月 2008のアーカイブ
コンクール
私はこの5年程 コンクールと名の付く物に
生徒の内の何人かを出していました。
出すきっかけとなったのは、まず私の指導方針に間違いはないか・
私の音楽の仕上げさせ方に間違いはないか?自分自身への確認の様な物でした。
指導している側からして、お月謝をいただいて生徒の時間を割いて、
それで聞き劣りする音楽では・・・・
コンクールは、生徒も先生もやはり大変です。
課題曲が出され好き嫌い関係なく出るための練習をするのですから。
その日だけで終わるコンクールも有れば、3ヶ月位に渡って予選の有るのもあります。
私は普段のレッスン時にテクニックと曲も古典・クラッシック・ロマン・近現代
と耳が驚く事のないように色々取り入れてはいますが、やはり生徒の好む方向で渡します。
ある程度以上の結果が出ることが分かったので、
私は今年からコンクールに生徒を私が声をかけて出すのを辞めました。
結果的に今年は私の所からは誰も出ませんでした。
多い年は15人ほど出ていたのに・・
コンクールって何でしょう。
今どうなっているか知らないですが一時、「運動会で皆で手をつないでゴール」
と言うのが話題になった事があります。
私はあれは同意できません。
私は自分の子供にオールマイティにできる子に生んだ覚えも育てた覚えもない
と言います。
何かに秀でているから わくわくする。
それは自分の中で自信を持てる物が1つあれば十分人生楽しいと思います。
それは別に人と比較してどうこう言うのものではありません。
だから 人の秀でた点を素直に認められる人でないと
自分の素晴らしい点も見えなかったり、たいしたことではないように思えたり、
淋しい思いをするのではと思います。
コンクールに向けて練習する時、普段は書いてある指番号ですら守れない生徒が
どの指使いがよりよい演奏が出来るかを考え、強弱記号・表現記号を守り演奏する努力をする。
テンポも忠実に。曲を1つの大きなまとまりある物に仕上げる。
生徒がするコンクールに向けての努力は、本人にとてもプラスだと思います。
しかし、「コンクール」です。
同じ曲を30人~60人程流れ作業のように聴かれる審査員。
それも色々な級があるのですから、1日で250人と言うのも聞いた事があります。
生徒達はがんばって練習し、緊張もし、ドキドキもし、その場にいるのです。
コンクールの主催者側にすればその中の1人でも
指導した側からすれば大事に育てている生徒なんです。
流れ作業の中では演奏に対するマナーも何も気が付いたら終わった状態になり兼ねない。
同じコンクールの予選でも同じ方が審査員ではありませんから
感性も違うし聴き所も変わると思います。
でもこうなると当たりはずれと言う事をいわれる先生もいらっしゃいます。
自分の指導している生徒の評価点が
AよりBがいいと思っていてもBがAより評価点が高かったり。
それは前に演奏している人の点数からの影響も大です。
私のところでも同じくらいのレベルの生徒で
全国まで進めた生徒とそうでない生徒がいます。
絵も好き嫌いは誰にでもあります。
予選・本選に残る残らないは紙一重の所も有るとは思います。
最終的に素晴らしい演奏をされる方が残っていらっしゃるのだろうとは思います。
でも、その人たちの為にだけコンクールが有ればいいのではないのですから。
落ちた人でも素晴らしい個性の弾き手がいます。
それを潰してしまう可能性もあることも注意して欲しい。。
私は音楽は自分を楽しめ、人をも楽しませられるようになって欲しいと
生徒に言います。
自己満足の演奏でなく、考え悩み作ったであろう作曲家の思いを理解しようね。
とも言います。
受ける側の誠実な態度があっても、組織が大きくなって、
始められた頃の目的にそぐわない所が出てくれば、
会の中からすれば仕方のない1部分であってもその1部分の側から見れば、
それがすべてでそれから先の音楽に対する考えも変わりかねない事なのだから
もっともっと誠実に育てていきたいと言う気持ちで接し ていただきたい。
なんだかコンクールが空回りしているような誠実な子供の気持ちを簡単に
掃き落としているようなそんな空しさを感じて辞めました。