私は生徒たちにレベルを上げようと声掛けをします。 
人にはそれぞれ満足するラインがあります。 
がんばらなくても普段初見練習をしているのですから練習時間が 
少なくてもほどほどには弾けます。 
でも、弾くと演奏は違います。 
どの程度練習しているかは聞けば解ります。 
演奏は練習しなければ出来ません。かつ、考えて練習しなければ。 
ただピアノの前に座って時間が過ぎるのを待つような練習では意味がありません。 
 
生徒たちが上達するには上手になりたいという 
内面の気持ちを持たせ高めること、 
課題を高く持ってもついてこられる意識を持つこと。 
出来ていない間は「それではまだ曲になっていない。」の意味すら理解できないのです。 
「弾けてるのに」の目をもっと弾けるようになりたいの輝く目に変える。変わる。 
と生徒もレッスンがもっと面白くなる。 
 
小学高学年や中学生になると「学校の勉強したくない」と愚痴る生徒が出てきます。 
私は「色々な知識がないと自分が本当にしたいことが見えてこないんだよ。 
 又、何かしたいと思ったとき、知っていて当たり前のことを知らなかったら 
分かるはずのことが時間をかけても理解できなくなるかもしれない。 
物事をするとき の選択権は相手にあるより自分にあるほうがいいじゃない。 
自分のレベルを上げるのは自分だよ。」と話をします。 
 
私には息子が3人います。 
これから先、幸せな人生を歩んでほしいと願っています。 
私は幸せと言うものは 自分だけで感じれるものではないと思っています。  
自分だけが幸せでいると言うことはありえないと考えます。 
自分の周りが幸せで自分も幸せ、だと考えます。 
だから 日本が幸せであってほしいと願っています。 
生徒たちも自分で幸せを手にしていくという自覚・意識を 
自分のレベルを上げるというピアノのレッスンが少しでもプラスになればと思っています。