生徒に対する考え

1. 
私は、先生だからここまでしなくても・・・ 
と言うラインを引きません。 
生徒は音楽を通じて人間形成もしていっているのですから 
子供にとって良かれと思うことは行なうようにしています。 
ピアノ教師がそこまでしなくてもではなくて、 
人間形成が出来ていかないと音楽も出来ていかないから・・・ 
 
 

2. 
人間は環境によって、元々の能力によって、考え方によって、 
自分ができると言うことの線引きが違います。 
それを指導する側は見極め、妥協するのでなく線引きのラインを上げていく。 
それは無理を強いるのでなく、自信を付けていくフォローをすることです。 
 
3. 
レッスン中の集中力を養うのはとても大事なことです。 
レッスンをしていて教える側が一方的に熱心に教えていても 
その内容が単純に時間をかけて教えているとか、 
声を荒げて解ったというまで畳み込むでは教えている側の自己満足にしかなりません。 
生徒がどれだけ注意を聞こうとするかの態度に持って行く。 
そして指導するが大事です。 
だらだらの指導を私は善しとしていません。 
各週のテクニック指導などは1分を基準のタイマーを使います。 
ピアノ曲の指導も区切りを入れてポイントの指導で締めくくるようにしています。 
 
4. 
私は怒る。腹を立てる。をしません。 
実際、生徒の目に映る私が怒っているように 
見せるとか・嘆いているように見える態度はとります。 
でも、私の内面は平静です。怒る・嘆くように見せるのも音楽以外のことでです。 
他の生徒に迷惑をかける・・ 
でも、本人はそれが迷惑だと解っていない時に印象付ける為にします。 
レッスンに関しては、してこなかったからと言って 
それをとがめていてはレッスンの時間を少なくしてしまいます。 
してこなくてもかまわないのではなくて、 
それはその子供の根本的な考え・生活態度です。 
 
1つの曲を仕上げる。と言うことに関しても、1人1人納得度が違います。
そのレベルを上げること、又は1週間の間にしてこれない宿題に対して、 
何故出来ないか?の原因を取り除いてあげる協力をする。 
音符は読めても、その時点で慣れていってこそ苦になくなるのであって、 
読めるようになった時点でストップすれば、どんどん衰えます。 
練習時間を作るも表にしてここの時間が空いてるからさあしよう! 
なんて単純に行くものではありません。 
ご家庭への協力を促すなり、ピアノの弾ける時間の30分前位に時折 
「弾けるようになった? 解らないとこない?」 
の電話を入れたりもします。 
生徒に対して努力は必要だと思っています。 
 
 
 

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